
管理会社から外壁塗装の見積りが届いたけど高すぎる気がする…
築15年以上のアパートを所有しているオーナー様から、このような相談をいただくことがあります。
外壁塗装は建物を長持ちさせるために欠かせない工事ですが、工事内容によっては数十万円から数百万円の差が生じることも珍しくありません。
今回は、アパートの外壁塗装の適正価格や、見積りを見る際のポイントについて解説します。
アパートの外壁塗装はなぜ必要なのか?
外壁塗装の目的は単に建物を綺麗に見せるためだけではありません。
主な目的は以下の通りです。
・雨水の侵入防止
・外壁材の劣化防止
・建物寿命の延長
・資産価値の維持
外壁のひび割れや塗膜の剥がれを放置すると、雨漏りや躯体の腐食につながる恐れがあります。
結果的に大規模な修繕が必要になり、費用が大きく膨らむケースもあります。
外壁塗装の目安時期
一般的には10年~15年程度が目安とされています。
ただし、以下の症状が見られる場合は注意が必要です。
・外壁を触ると白い粉が付く(チョーキング現象)
・塗装の剥がれ
・ひび割れ
・コーキングの劣化
・鉄部のサビ
建物の立地条件や施工内容によっても劣化スピードは異なります。
管理会社からの見積りが高いと感じる理由
オーナー様から見積り相談を受ける中で、次のようなケースをよく見かけます。
足場費用が高い
外壁塗装では足場費用が工事費全体の約20%前後を占めます。
建物形状によって変わりますが、見積りの中で大きな割合を占める項目です。
工事項目が多すぎる
必要な工事だけでなく、
・不要な補修工事
・過剰な塗装仕様
・優先順位の低い工事
が含まれている場合があります。
相見積りを取っていない
実は同じ工事内容でも業者によって価格差が生じることがあります。
そのため、最低2社以上で比較検討することが重要です。
実際にあった修繕費削減事例
築28年・8戸のアパート。
管理会社から提案された外壁塗装工事は約350万円でした。
相見積もりの実施、工事内容の精査、必要な工事と優先順位を見直した結果、約190万円で施工することができました。
もちろん、単純に安い業者を選んだわけではありません。
建物状況を確認した上で、適正な価格、必要な工事に絞り込んだことが大きな要因です。
修繕工事は「高い=良い工事」とは限りません。
適正な工事内容を見極めることが重要です。
外壁塗装で失敗しないための3つのポイント
① 必ず現地確認をしてもらう
写真だけで見積りを作成する業者よりも、現地調査を行う業者の方が信頼できます。
② 相見積りを取る
最低でも2~3社の見積りを比較することをおすすめします。
③ 長期修繕計画を考える
外壁だけでなく、
・屋根
・給湯器
・共用灯
・防水工事
なども含めて計画を立てることで、将来的な支出を把握しやすくなります。
まとめ
外壁塗装は賃貸経営において避けて通れない修繕の一つです。
しかし、提案された見積りをそのまま受け入れるのではなく、本当に必要な工事なのかを確認することが大切です。
特に築20年以上のアパートでは、修繕内容を見直すことで大きなコスト削減につながるケースもあります。
この見積りは適正なのだろうか?
他社の意見も聞いてみたい
そんな時は、第三者の視点で見積り内容を確認してもらうことも一つの方法です。
大切な資産を守るためにも、納得できる修繕計画を立てていきましょう。
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